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The History of DAC

”80年代 国内最初期”
アマチュアCGアニメーションの制作記録

 今は昔の1980年代、まだPCが8bitから16bitになったばかりの頃です。
「杜の都」仙台で大学に入学したばかりの3名の学生たちが、なぜか偶然に出会い、そこから「アマチュアCGアニメーション」の制作プロジェクトが誕生し、制作活動が始まりました。


 当時はまだ今ほどPCは普及しておらず、しかも記録媒体はハードディスクもなく、720KBのフロッピーディスクしかありません。映像もCRTを8ミリフィルムカメラで撮るしかありません。インターネットは影も形もありません。


 今から見れば何もかもが機能が足りなくて、不便極まりない環境でしたが、でも当時はそれがピカピカの最新技術でした。そんな状況の中で、最新のCG技法「レイトレーシング法」による美麗なCGアニメーションの制作に、無謀にも挑戦した若者たち(当時)の記録です。

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The Beginning of DAC

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AVA'86受賞式にて

左から中川、森、小野寺

Digital Animation Creators

 1984年に東北大学に入学した3名で結成された、アマチュアCGアニメーションの制作プロジェクトチームです。
 

中川 滋雄    (工学部/SF研)       プロデューサ および シナリオ担当
森 健一      (理学部/アニメ研)   ソフトウエア担当
小野寺 和彦  (工学部/アニメ研)   撮影ハードウエア担当


 当初、中川と他の2名は別のサークルに所属しており、同じ教養部川内キャンパスに通いながらも互いに面識はありませんでした。1年生の夏休みに入る直前、前年に出版されたパソコンを使ったCG本(※)に魂を奪われた中川が、これをぜひアニメとして動かしてみたいと考え、人伝手の紹介からアニメ研の森と小野寺に出会うことになりました。この後ですぐに判るのですが、森は天才的なプログラマー、そして小野寺はメカ制御の達人でした。

 この偶然の出会いから、アマチュアとしてはおそらく国内で最も初期のCGアニメーション制作プロジェクト「DAC」が始まったのです。

 

(※)"パソコンによる3次元グラフィックスの実際", 山本 強, CQ出版社, 1983

The Works of DAC

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