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DigitaL
Animation
Creators
INTO THE BLUE 制作風景
DACの制作活動の2年目の1986年に「INTO THE BLUE」が制作されました。
場所は当時森が借りていた八木山本町にあるアパートの一部屋です。合計6台のPC-9801を友人から夏休みの間だけ借り出して、昼夜レンダリングさせていました。PC-9801の5台分には、浮動小数点演算コプロセッサi8087が装着されていました。
ストーリーアニメーションの絵コンテは中川が作りました。何回も手直しをしています。
記録媒体は2DDの5インチフロッピーディスク(720KB)でした。これでも当時は最も記録容量が大きいメディアでした。価格は一箱10枚入りで数千円したはずです(貧乏学生にはなかなか手が出しづらい)。3.5インチフロッピーはまだ出回っていませんでした。このフロッピーディスクおよそ100枚にレンダリングした画像を記録して撮影しましたが、すべての画像は収まりきらず、使い回しをしています。
部屋の全景です。(左下の寝転がっているのは森です)
9801はキーボードとモニタの配置の関係で、椅子を中心に円周上に並べて置かれています。手前右下にある黒い筐体のパソコンとキーボードがFM77AVです。よく見ると中川が自作したパラレルI/Fカードが挿入されています。
国際映像コンテスト「AVA’86」受賞式
国際映像ソフトウェア推進協議会が主催した映像コンテスト「AVA’86」で、「INTO THE BLUE」がコンピュータグラフィクス部門 技術賞をいただいたときの受賞式の写真です。全員まだ20歳そこそこの若さでした。
左から中川、小野寺、森
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